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ボディビルの魅力~幸福とは年をとってから健康であること - 趣味遊遊

乗富紀好さん(のりとみ つねよし)プロフィール
1940年(昭和15年)台湾・高尾生まれ。現在は神奈川県横浜市港北区に在住。昭和22年に長崎県大村湾に引き上げ、以後は祖父の地元、熊本や下関に住んだ後、19歳で神奈川県横浜市に移転、現在に至る。
明治学院卒業後は中野在住の鍼灸師の師匠に師事&台湾で足のマッサージ(経絡治療)を学びつつ技術を取得、20代より柔道整復師・鍼灸師として自宅で開業。52歳でリタイアして以後は趣味のボディビルに専心。現在も週5回通い、旅行・映画鑑賞・フラメンコやタンゴの音楽鑑賞等、多趣味の生活を送る。

食事は自炊中心、温泉旅行、五重の塔マニア


▲鳥取県、三徳山(みとくさん)
 国宝・投入堂(なげいれどう)
例えば医者であれば年を取った患者には「もう年ですから」と言う人が多いでしょう。でもそれも既成概念に過ぎません。70、80歳でも筋肉はちゃんと成長します。それと多くの方が骨を強くするためにカルシウムを取りますがそれだけではダメです。筋肉と骨は一緒です。筋肉を鍛えれば骨密度は上がります。筋肉が弱くて骨が強い人なんていません。例えば、実は握力と首(頚椎)は相関関係があるのですが、ムチ打ちになる人は握力が弱いのです。運動を欠かさない生活を心がけている私ですが、ここで参考のために少し食生活の話をしてみようと思います。

私は、自炊を基本としています。実は20代の頃に服部料理専門学校に通った経験もあるので、一応和洋中何でも出来ます。料理が好きで、本当は肉も好きなのです。若い頃ハードなトレーニングをしていた頃は肉もガンガン食べました。しかし最近では肉&油系(天ぷら・とんかつなど揚げ物)は滅多に食べません。食事は和食が中心です。ご飯は麦飯、おかずは煮物や魚系、それにお豆腐に大根おろしをかけてよく食べます。あとは味噌汁は塩分に注意して、卵も採りすぎに注意します(1週間に3~4個まで)。あと意外かもしれませんが、コーヒーは結構好きなのと、実用的と思い積極的に飲みます。コーヒーのカフェインは、塩分を体外に排出してくれます。医学的には利尿作用以外にも多くの効果が発表されています。酒は結構好きで飲みますが、せいぜい週に日本酒を1合程度です。ビールも好きなんですが、酒も習慣で飲まなければ飲まないで何とかなります。タバコはやりません。この食生活は肉を除けばほとんど昔と変わりません。どうです、健康的ですか?


それから旅行は大好きで、一人でも仲間とでもあちこち出掛けていきます。温泉も好きですし、本格的な登山ではありませんが山に登ることもあります。旅行をして知り合いになると電話が来て「いい温泉があるんだけど行かない?」とか誘われたりします。海外にはネパールのポカラとかイグアスの滝(アルゼンチン&ブラジル)などの秘境にもいきました。ドアが壊れた古い軍用機を使ってツアー、直滑降で急降下したのはスリル満点でしたね。でもたしかこのツアーは現在では事故が多くて中止になったようです。昔見たアクション映画で「リオの嵐」というのを見ていたら全く同じ場所を使っていました。

私は草津温泉が大好きなのですが、この温泉は世界一だと思っています。ベルツ博士をご存知でしょうか?ベルツ博士は明治時代に時の政府の招きで来日したドイツ人で、東京大学医学部の前身、東京医学校で指導したり、明治天皇の主治医だったりした人です。このベルツ博士が私費で草津の土地を買ってクアハウスを整備したり、草津温泉を世界的に有名な温泉にしたのです。草津温泉はお湯の種類が一杯あって、湯量は日本一&源泉が湧く場所も100箇所以上ありますが、場所によって酸性度が強い~少し入ると肌がピリピリするお湯や、少し濁った白濁湯とか様々なお湯の種類を楽しめるのです。

旅行に関してはお寺めぐりも大好きです。実は趣味としては「五重の塔」マニアなのです(笑)。ではここで、日本の五重の塔ベスト3を発表いたしましょう。①瑠璃光寺(山口)、②法隆寺(奈良)、③醍醐寺(京都)。この3つは実は日本3名塔とも言われています。私としては、山口の瑠璃光寺がNO.1ですね。緑あり池があり、そこに和服の女性でもいれば完璧ですね。何で五重の塔が好きなのかといわれると、多少の事では崩れない絶妙なその形のバランスだと思います。華奢なように見えるけれども、実は地震には強いとか。佐渡にある塔も大地震でも倒れませんでした。日本には代表的な五重の塔が55個あるそうですが、死ぬまでに全部の塔を見てまわることが私の目標の一つでもあります。日本って本当に素晴らしい国ですね。

それから素晴らしかった旅の思い出としては、山形の立石寺・天草の天主堂・安芸の宮島(厳島神社)・岩手の北山崎の断崖・・など。それで思い出しましたが、立石寺は仁王門も有名です。日本人は伝統的に筋肉量が少ない民族だという説もありますが、昔の運慶の仁王像などの盛り上がる筋肉を見ていると、実は昔から日本にも鍛え方とか筋肉に対する明確な意識ははっきり存在していたのではないでしょうか。力石(ちからいし)を持ったりね。

ここで音楽の趣味もちょっと触れてもいいですか?私は自分では社交ダンスとかはしないのですが、音楽ではアルゼンチン・タンゴが大好きです。見せるタンゴですね。それからフラメンコ。サラ・バラスというスペインの現代フラメンコ最高峰のダンサーという人がいますが、2005年に来日もしています。あとはキューバン・ルンバですね(社交ダンスのルンバとは別物)。覚えているのは私が7歳くらいのときに流行った曲で「ルンバ・タンバ」。これが未だに好きなんですが、戦後日本で流行ったんです。後に演奏はクレバノフ・ストリングスなどが演奏しています。ラテン・ミュージックの黄金時代ですね。キサス・キサス・キサスやべサメ・ムーチョなど。面白かったのは、今通っているジムに、キューバ人の若者がいるので「ルンバ・タンバ知ってる?」と聞いたら知らないんですよ!「今度おじいちゃんに電話して聞いてみなよ」と言ったら「はい、わかりました」だって(笑)。


大切なのは何でもそうですが続けることです。ボディビルで体を鍛える習慣を身につければ体型がどうのこうのという前に、自分の体が疲れにくくなったり、重いものが持てるようになったり、転んでこけたりしてもケガをしにくくなったりしている自分の体を実感するはずです。人間の体は70歳や80歳になっても発達すると思っています。少しずつでも自分の筋肉に負荷をかけて発達させてやるんだと思うことは、非常に有効なのです。

一番ダメだなと思うのは、やはり年をとってどんどん狭くなっていくことですね。意識や価値観、行動範囲やすべてにおいてです。どうですか、ボディビルでブルース・リーみたいに綺麗な体を作って、健康を手に入れて人生楽しく過ごしませんか?


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