ボディビルのきっかけは柔道・陸上、アイドルはスティーブ・リーブス
私がボディビルにはまるきっかけは、中学校時代に始めた柔道あたりでしょうか。当時は陸上も平行してやっていて、短距離の100m・200mを走り、冬は長距離に挑戦していました。まあそういう意味では若い頃から運動大好き少年ではありました。覚えているのは映画俳優の
菅原謙二さん*ですね。昔から映画は大好きで
「飛騨の小天狗」(1951)とかね、よく見ました。映画だと台湾・中国映画には特に目がないですね。ピーターフォンダの
「さすらいのカウボーイ」(1971)なんかも大好きで劇場で3回見ましたね。あと最近見た映画では
「ココシリ」(2006)も名作だと思いましたね。話が飛びました。
*菅原謙二:1926~1999、1951年に大映「絢爛たる殺人」で映画デビュー。柔道3段の腕前を買われ柔道家の役も多く、若尾文子とのロマンスも話題となった。ドラマの代表作としてはTBSの「7人の刑事」1961~1969など
とにかく運動は好きだったので、自然とボディビルにも入ることができました。ボディビルの道具を初めて買ったのは、通販でのダンベル・バーベル等のセットですね。26歳くらいでした。実は当時、陸上のトレーニングのやりすぎで膝と腰を痛めていたんです。もしかするとコンクリートの上ばかり走ったことや、靴があまりよくなかったせいもあるかもしれません。それで筋力アップのために器具を買って、何とか筋肉をつけようと思ったわけです。あの頃は痩せていたし、体重は50キロなかったかな、それでも毎日家でトレーニングに励んだおかげで、76キロくらいまで体重が増えたこともあります。
ジムに通うようになったのはそれ以降ですね。始めは横浜の金子ジム、今はないけど銀座にあった山野愛子さんのジムにちょっと、そして麻布十番(狸穴)にあった
クラークハッチジムは長かったです。30年以上かな。昔、私が30代のころには、
高倉健さんや
谷隼人さんも通っていましたよ。
チャック・ウィルソンも通ってた。懐かしいですね。今はもうありません。4年前くらいからは、表参道の
ゴールドジムです。ここは結構30、40代の人達がメインで私みたいな60代はいませんね。ジムでは昔は若手でしたが今は最年長です(笑)
ボディビルに関しては、影響を受けている人が何人かいて、一人はなんといっても
三島由紀夫さん。小さい頃は虚弱体質だったのに、30歳をすぎてからボディビルで肉体改造に取り組んだのは有名ですよね。
「体が発達していくほど面白いことはない」なんて書いてるんですが、非常に衝撃でしたね。あと私にとってはアイドルにも等しいのが、伝説のボディビルダー&俳優の
スティーブ・リーブスです。知らない人も多いと思いますが、ボディビルダーなら誰でも知っているボディビル界の貴公子とも言われているトップビルダーでありハリウッドスターでもあります。映画としては
「ヘラクレス」(1957)や
「バグダッドの盗賊」(1961)他いろいろあります。また昔のビルダーの理想サイズとして、
首・上腕・ふくらはぎのサイズが同じという基準があったのですが、彼はこの理想サイズにピッタリだったという説があります。
リーブスは確かに男から見ても素晴らしい肉体、筋肉の持ち主で、しかも男前です。私は今でもリーブスの肉体を目指してトレーニングをしているのですが、もちろんなれない。でもそれを目指すことがロマンなんですよ。実は彼が20歳くらいで、初めて
ミスターユニバースの大会に出たときは2位でした。その時優勝した
ジョン・グリメックというビルダーは既に40歳だったので、審査員がベテランビルダーに花道を譲ったという噂があります(リーブスは翌年は優勝)。そうですね、スポーツ界から俳優への転進という意味ではターザン映画で有名な
ジョニー・ワイズミューラーなんて人もいますね。
ちなみに1965年から毎年開催されている、
「ミスターオリンピア」というボディビルの世界最高峰の大会があります。シュワルツェネッガーがこの大会では7回優勝しています。実はシュワルツェネッガーが75年に優勝した時に2位だったフランスのビルダーで
サージ・ヌブレという人がいるのですが、この人もリーブスに憧れてボディビルを始めたのです。この人はシュワルツェネッガー主演のオリンピアの実録映画
「パンピング・アイアン」にも出演しています。
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