友人・シンポジウム
戦争のことは、本当はあまり思い出したくはないのです。それでも語り継ぐ人がみんな亡くなってしまう不安を抱えているのは確かです。
実を言うと、私は
戦争映画を見ないようにしています。それは「そこまで考えないほうがいい」という気持ちも現れています。つまり
「何が事実かは、結局分からない」という思いとでもいいましょうか。印刷されたり映画になってしまうと、
事実だと取られがちだと思うので、それは嫌だと感じているわけです。
さて私には一緒に大学の入試を受けた同級生の旧友がいます。試験の合間に芝生の上で弁当を食べつつ「お互い田舎者は寂しいなあ」なんて喋った思い出があります。岐阜出身で現在は神戸に在住している
政井(マサイ)という人です。現在少し体調を崩しているらしくて、大変心配しています。
私の妻と政井の奥様がいとこ同士という間柄で、長年親しくお付き合いをしています。

▲大学2年生の頃
さて政井の奥様には妹さんがいて、留学先のメキシコで地元の人と結婚しましたが、子供を2人産んだ後、不幸にも夫婦とも交通事故で亡くなったのです。子供がいなかった政井家ではそれならと当時4歳のお兄ちゃんと2歳の妹を日本に引き取りました。実はこの妹が
元フジテレビアナウンサーの政井マヤさんです。昨年結婚して前川姓になりましたが、私には自分の娘のように可愛いですね。今でも私を見ると「先生~!」といって抱きついてくるのでちょっと恥ずかしいのですが、やはり外人感覚なのでしょうか?
ここで松花部隊について一言。松花部隊とは開戦時、関東軍に代わり佳木斯を守り日本人難民を助け輸送した部隊ですが、これに関して調査し、その結果について発表する活動をしています。
そこで少々宣伝もしたいのですが、今年の
8月27日(水)~31日(日)の5日間、東京、調布市の調布市文化会館で
『満州の終焉史と松花部隊の活躍』共同展とシンポジウムIN調布(仮称)というイベントを開催します。旧満州を調査・記録する活動の一環として、中国で撮影した様々な記録写真の展示や説明パネル展示、シンポジウムなどを予定していますので、興味のある方は是非おいでください。シンポジウムの司会をマヤがやってくれるのです。
一昨年、佳木斯市赤十字との会合がありましたがその会合で、
何故中国を毎年訪れているのかと、現地の方に聞かれた事があります。「池田先生は外国人でありながら、どうして(福利院を)毎年訪ねてくださるのか?」。私も本当はそんなに色々考えてはいなかったんですがこう答えました。
「かつてお互いに不幸な事件があって、色んな事があった。その時中国の方は、日本人の親が連れて帰れず置いていった子供やケガをした子供の面倒を見てくれた。それに対する一つの感謝の気持ちです」と答えました。
すると、とても喜んでくれました。私たちは中国の人にとって‘外国人’なんだという気持ちは忘れてはいけないんでしょうね。
ここで小生の友人が作詞した歌を紹介します。作者は誰か忘れました。平和であったら平和の花が咲いたでしょうに残念です。中国に
迎春花(インチュンホワ~日本名;オキナグサ)という花がありますが、この花が咲く頃、彼女はお嫁に行くのです。

▲迎春花
「凍てつく夜」
凍りつくよな 夜の星
響く鈴の音 誰 を待つ
乙女心の 切なさを
大和男子の 君 知るや
なびくそよ風 乱れる髪を
そっと映した 水鏡
写る乙女の 顔いじらしく
君の足音 待つ 辛さ
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