南京玉すだれとは?
退職したのは昨年、2006年です、まだ最近ですよ。でも、退職前からいろんなことをやっていましたので、今も毎日結構いそがしいんです。
例えば月2回、人形町で南京玉すだれの練習をやったりしています。
南京玉すだれってわかる人はわかると思いますが、大道芸の一種目です。
「♪ あ、さて・・あ、さて・・さては南京玉すだれ・・・・・♪」
独特の口上で、あれか・・・と思い出す方は40代以上でしょうか?
箸のような棒がすだれのように一連につながっていて、一方向にずらすと延びる様になっている、宴会とかに使われる道具・・・というと説明になりますか?
私がこの玉すだれに出会ったのは今から10年前くらいです。当時、仕事の関係で人形町にいましたので、区の施設で開催された大道芸関連の演芸教室に通うようになったのがきっかけです。

▲練馬区、照姫祭
3ヶ月間、毎週その演芸教室に通って、まあカルチャースクールみたいなもんでしょうか?
何故か頑張って通っている内に段々とはまっていって、その教室から発展した
日本橋演芸会という会に所属したのです。
その後は、例えば
盆踊りの大会とか敬老会とか聾唖教会の忘年会、幼稚園など、様々な会でパフォーマンスを披露するようになっていったのです。
ここで紹介しているのは、今年5月の「照姫祭」という練馬区の大きなお祭りに出演した時の写真です。
日本橋演芸会も平成9年に結成されてからだいぶ経ちますが、今では創立メンバーは5人くらいかな?私もだいぶ時を経てますね(笑)
南京玉すだれの道具はこんなもんです。実は「ドン・キホーテ」でも400円くらいで買えますよ、尤もそれは練習用ですけど。
専門の店でちゃんとした物を買うと15,000円とかしますけどね。
玉すだれは江戸時代からあったんですが、よくテレビとかで見られる衣装は終戦後に、駐留軍の慰問用に即興で花咲ジジイをアレンジしたものが始まりとか言われていますが・・・・
会に所属して練習している方々のパフォーマンスを見ていると、色々な事がわかります。
三味線や太鼓など伝統的な楽器に合わせてやるわけですが、1つ言えるのは
「自分で歌わないと応用が効かない」と言うことです。
今は、専用のBGMのテープが用意されていて、それにはカラオケ版と歌声版がはいっています。
例えば、発表会などでBGMの歌声版に合わせて玉すだれを演じたとすると、何かトラブルが発生したときに
対応出来ないんです。
もしすだれの糸が切れたとしましょう。歌声版のBGMならどんどん先にすすんでしまいます。でも、自分たちがカラオケ版で歌っていると、
「あ、帰らない・・♪」「あ、戻らない・・♪」など、
即興でアレンジしてお客様の顔を見つつ、歌詞も変えて対応することもできます。
こんな事を言うと可笑しいのですが「玉すだれ」というか大道芸の世界は、すべて(予定しない何かがあっても)
アレンジして対応できないとダメなんです。その辺は千変万化とでもいったらいいでしょうか。
こんな事を言うと難しいと思われるかもしれませんが、とんでもない!落語でも歌舞伎でも何でも結構ですが考えてみてください。
道具を使う芸(紙切りでも、手品、腹話術、どじょうすくいでもいいですが)は、すべて道具に目が行くのです。
玉すだれも同じです。玉すだれが目の前で変幻自在に変化するので、お客様の目がそちらに奪われて、芸の良し悪しは二の次、三の次。
つまり人の部分のあらが目立たない。玉すだれは素人が参入しやすい種目だと思って頂ければ理解しやすいでしょう。
道具がない芸事、例えば落語などは長年の修練と経験が必要というか、上手くなるためには一朝一夕ではできませんよね。
決して玉すだれを軽く見る訳ではありませんが、要はゴマカシも効くというか・・・
余裕がある、のりしろがあるのです。
怒られますかね。でも敷居はそれほど高くないと思っていいと思います。
生で演じる場合に上手く玉すだれが組み上がらない場合はしょっちゅうですよ。そんな時にはあわてずに
「あ、戻らない・・・♪」とか
「ちょっと延ばせば・・・♪」とかアレンジしてしまいます。お客様に楽しんでいただくというのが基本ですから。
ところで、
「玉すだれ」の棒は長さも本数も実は決まっていません。
標準本数は54本というのはありますが、これもまあどうでもいいのです。
ここで代表的な南京玉すだれの型をご紹介!

▲万国旗

▲魚
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