ズブの素人ランナーが100キロマラソンで完走できた!
おかげさまで若い頃からほとんど体重も変わらず、元気に過ごすことができているのは、
マラソンを続けてきたからだと思います。
しかも、
サロマ湖100キロマラソン毎年出場や、ギリシャのアテネ-スパルタ間の200キロを越えるマラソンにまで出場できるまでになったのですから、人間ってどうなるかわかりません。
マラソンを始めたきっかけは今から20年前くらいでしょうか。
私は両親の後をついで農業の仕事についていたのですが、ある年JAの青年部で駅伝大会があったんです。
横浜市全体の農業関係者のね。場所はこどもの国*でした。
*横浜市青葉区にあるテーマパーク、ミニ牧場や動物園などもある
所属していたJAで1チーム作って出たんですが実はその時、惨敗しまして(笑)
なにしろ、今までほとんど走ったことがない連中が、にわか練習で走ったのですから、勝てるわけがありません。
ところが、たまたまといいいますか
高校の同期生のランナーで東京農大の友達の服部*という有名な選手がいるんですが
*服部誠、東京農大のランナーとして箱根駅伝第50回大会の2区で12人抜きという史上2位の記録を持つ
「ちょっと練習すればもう少し上にいけるよ」と軽くいうので、
「じゃあ週2~3回練習しようか・・・」って話になって、まあそれがきっかけなんです。
それまではもちろん走りなんてまったく無縁でした。運動というと元々は空手をやっていたんですが
格闘技と走りはまったく違います。
空手は初段まで取ったけど、その後は
キックボクシングへ転向しました。
なにしろ、その当時、キックボクシングが大ブームで、ゴールデンタイムでテレビ中継があったのですから。
キックボクシングで一戦全勝の快挙?
当時、覚えているのはTBSで夜7時位だったかな?沢村忠*さんの番組があったんですよ。
*「キックの鬼」の代名詞で有名なキックボクサー。全盛期の人気は凄まじく昭和48年には当時三冠王を達成した
王貞治を抑え日本プロスポーツ大賞に輝く。プロ戦績は241戦232勝(228KO)5敗4分。得意技は真空飛び膝蹴り
それにも影響されたのもあったとおもいます。それに、空手は技をきめても、相手に当たる直前、寸止めでこぶしやけりを止めなければなりません。
私も若かったですから、思い切り蹴りやパンチを繰り出してみたいな、そう思う気持ちもあったわけです。
それで、もうちょっと自分の力を試してやろうかなと思って東京のジムを探してたらたまたま
沢村さんの目黒ジムがあって、まあ練習生になったんです。
当時仕事が終わってからジムのある目黒まで2時間位かけて通いました。
それで実は私1試合だけですけど3回戦でデビュー戦をやったんです。
茨城県下館の中央青果の特設リングでした。
60~61キロのライト級で相手は同じジムの選手で。
それで何でかわかんないけど、
KO勝ちで勝っちゃった。あの快感!!
でファイトマネー2万円もらったんで、近くの繁華街で仲間と飲んで大騒ぎしてそれで終わり(笑)
さあ気合が入ってきた!
まあジム通いは、1年半位は続きましたしあちこち興行も行きました。
でも最後はあきらめたというか。
当時何百人も研修生がいましたが、我々クラスの練習生なんて何ヶ月かに1回くらいしか試合はない。
もし、もう一度試合に出るチャンスでもあれば、まだ、気持ちも続いたかもしれません。
でも、ある時期で見切りをつけたんです。
いま思い出しても、いい経験させてもらいました。
そういえば、あるとき沢村さんの足を揉んだことがありました。
とても普通の筋肉じゃなかったですよ、丸太みたいでカチンカチンで。
それだけ鍛錬しているんだなあとビックリしたのを覚えています。
キックボクシングで知ったマゾ的瞬間
例えば空手だとキックと同じように蹴りもある訳ですが、顔面とか当てちゃいけない、いわゆる寸止めですよね。
常々不思議だったのが、例えばボクシングでも見ていると
「何でこんな弱いパンチでふらふらしてるんだろう?」
と思う瞬間ってありますよね。
軽いパンチで立てないのはおかしいんじゃないかと思うじゃないですか。
それで、その(打たれる)気持ちが味わいたかったっていうか、
その
朦朧とした感覚を自分で体験したかったというと変でしょうか。
そんな気持ちも自分の中にありました。
例えば練習していたときですよ。
少し上のクラスの人から「ちょっと来い」とか言われて、何ラウンドかスパーリングやったことがあります。
ヘッドギアつけて相手をするのですが、終わるとふらふらになっちゃって。
「ああそうか、これが・・・」とか思ったりね。
覚えてるのはそのスパーリングの相手は全日本の1位かなんかで、
練習終わってから目黒の権之助坂の飲み屋で、「さっきは悪かったな」とか言われるんだけど、
こっちは
頭がふらふらしてて、それどころじゃないよって(笑)
続きを読む⇒マラソンにのめりこむ